昨今は有機栽培ブーム!有機栽培の畑
今まで化成肥料と農薬を使って農作物を作っていた
農家の方が有機栽培へ転換したいということで
自然の恵みを使っていただけるケースも増えてきました。

そんな中で、
「今年は自然の恵みだけを使ってみたけど、
特に何も変化はなかった。
収穫量もほとんど変わらなかったし、
特にこれといった病気も出なかった。」
というご意見をいただいたことがあります。

あれ?じゃあ別に自然の恵みを使わなくてもよいのでは?
とお思いになられる方がいらっしゃるかもしれませんが・・・・

「特に変化がない=効果がない」ということではないことを
もう少し詳しくお話しします。

一般に化成栽培を行っていた農家が、突然、何の準備も無しに肥料を化成から有機に転換した場合
そのシーズンの収量は3~5割程減るのが普通です。

というのも、
有機肥料は化成肥料のように施用しただけでは植物の栄養になりません
農作物の栄養分としてきちんと機能させるには、土中の微生物に分解してもらわなければなりません。
その畑にどのくらい有用微生物が存在するかということが、有機栽培では重要になってきます。
化成肥料は有用微生物の餌にはならないので、化成肥料主体の栽培方法を行っていた畑では土の中の
微生物類は総じて少なくなってしまっているはずです。
有用微生物が少ない状態で有機肥料を使うと、植物が利用できる栄養分がほとんど作り出せないですし、
一般に売られている堆肥などを使った場合には、分解できず田畑で腐敗を起こすこともあり、
植物の病気を引き起こし、植物の成長を著しく悪くする要因となってしまうことも珍しくありません。

だからこそ、多くの生産者は、収益の低下を恐れて有機栽培が流行りであっても
有機栽培に転換することを躊躇うのです。

消費者の方々に喜ばれるからといって、肥料を有機の物に変えるだけでは
例年と同じ収量を得ることなどできる訳がなく、収量や農産物の品質が悪くなるのは珍しいことではないわけです。
それが、化成肥料と農薬を使って栽培したときと、ほとんど変わらない・遜色ない結果を得ることができる・・・。
これは実はすごいことなのです! 

「例年と何も変わらない結果でした。」

その言葉の意味することがどれほど重いことなのか、よく考える必要があります。
変わらないから、効果がないのではありません。

化成栽培の時と同じほどの収量、農薬を使わないのに病気がほとんど出ない状況

それを創り出せるのが、自然の恵みの技術なのです!